台湾大手飲食チェーンの瓦城(ワーチャン)は、株主総会を開催し、2022年の財務報告と利益分配案を承認しました。決議により、1株当たり現金配当3.5元と株式配当1.5元が発行されることになりました。
コロナのパンデミックが慢性化し、市場の活気も回復しているため、瓦城は2023年下半期も継続的に成長するとの見通しを示しています。
瓦城は店舗展開戦略や多ブランド経営戦略を進める計画を発表し、これにより消費トレンドの変化に柔軟に対応できるだけでなく、調達の優位性、コスト管理、研究開発力と組み合わせることで、店舗展開計画やリソースの調整において高い効率性を発揮し、市場領域の拡大を加速させることができると語っています。
瓦城は、2023年に台湾各地域に合わせた18店舗の新規店舗展開計画を立ています。
台湾全域の店舗密度を深化させることを目指し、時時香(ジーシーヒョン)、瓦城、非常泰(フェイチャンタイ)、1010湘(イーゼロイシャン)などの既存4つのチェーン店に加え、7月には台中に初出店する樂子the Diner(ラーズザダイナー)などの新規チェーンも含まれます。
グループの店舗数目標は二桁成長で、合計158店舗に達することを目指しています。
また世界の飲食市場の回復に伴い、海外展開が餐飲業界の新たな成長重点となると語っています。
瓦城も国際市場に目を向け、台湾での積極的な展店に加えて、主要な海外市場としてアメリカを重視しており、2024年にロサンゼルスに最初の店舗をオープンする予定であり、2030年までにアメリカ全体で100店舗を目指す計画です。また、30のチェーン店と500店舗を持つグローバルな展開を目指しています。