緯來電視網のcitiesocialがシリーズ Bラウンド資金調達「日本好物調查局」として日系セレクトECが年末登場

前書き

セレクトECサイトcitiesocialが本日(2021年11月4日)、緯來電視網からの資金提供によりシリーズBの資金調達を完了したことを発表した。

今回の資金調達は、緯來電視網の戦略性投資によるもので、他の投資家は参加しておらず、詳細の金額は公表されていない。

今回のcitiesocialへの投資は、2018年のアリババ台湾基金(Alibaba Taiwan Entrepreneurs Fund)からのシリーズA資金調達に続き、2回目となる。

双方で立ち上げた新しいECプラットフォーム「日本好物調查局」

緯來日本台は多くの台湾人にとって日系番組の重要な情報源。

資本注入だけでなく、緯來電視網とcitiesocialもまた関係性を深めている。両者は共同して日系生活ショッピングサイト「日本好物調查局」を立ち上げ、双方の強みを生かし、消費者ぴったりのセレクト商品とユニークな日系生活用品で消費者体験を提供していく。

「日本好物調查局」は2021年末に開始される予定。EC、運営方面はcitiesocialが担当し、緯來電視網は内容の制作と日本関係各所との協力支援を行う。

新型コロナウイルス(COVID-19、通称:武漢肺炎)は消費者に大幅なEC消費を促した。現在コロナの流行は緩和してきてはいるが、すでに体験したECの便利性は消費者行動を元に戻すことはできない。特に、海外ECからの買物が習慣となった消費者は、いまだに海外旅行の回復の兆しが見えない状態のため、海外ECでの買い物を最大限に楽しむため、オンラインショッピングを利用するようになった。

citiesocialは、消費者行動の変化、台湾人の日系商品に対する好感度の高さなどから、日本のトレンド文化に精髄している緯來日本台と協力し、citiesocialの10年にわたるEC経験と商品選定のクオリティの高さを合わせ、消費者に日本のライフスタイルを探求するメディアとなっていく。

citiesocialのCEO王偉任氏(写真左)は、「過去10年のEC経験は、citiesocialに台湾の消費者に対する正確なセレクトスキルを身につけており、緯來日本台は最も日本のトレンド文化について理解がある専門家です。この巨人の肩に乗ることで、私たちはさらに遠くへ視野を広げることでより独特な商品発掘ができ、消費者に日本に行かずに日本のライフスタイルを体験することができる。」と期待を寄せている。

緯來電視網のゼネラルマネージャー鄭資益氏(写真右)は、「緯來電視網は、視聴者の様々な趣味にあった質の高い番組を提供提供することにこだわっています。傘下にある7つのチャンネルの一つである緯來日本台は、日系ライフスタイルをこのむ視聴者に特に好まれているチャンネルです。提供コンテンツは、citiesocialが得意とするぴったりの商品選び精神に沿ったものです。今回の協力で、私たちはテレビメディアによる視聴者体験だけでなく、私たちの専門知識を実際の商品に転換させ、消費者の手元に届けることができる。日本文化を使用者の生活の中により深くリアルにお届けすることができます。」と話す。

「セレクト商品」は、citiesocialの重要なコア・コンセプトです。

citiesocialは、2011年台湾で設立し、世界各地の満足度の高いデザイン及びユニークな商品を取り扱っています。2,000以上のブランドと、60,000以上の商品を有し、香港、マレーシア、シンガポールにも進出しており、現在75万人の会員を抱えています。

設立まだ10年しか経っていないcitiesocialが、競争の激しいEC市場で生き残るためには、PChomeやMomoのような操業性の高いECと規模で対抗するのは難しい。「セレクト商品」がcitiesocialの最も重要な差別化ポイントとなっている。

緯來電視網の傘下である緯來日本台と提携した後、まず日本文化を好む視聴者に照準を合わせ、選択肢の方向性と範囲を絞り込み「ヒット商品」を見つける成功率を引き上げることができる。

過去、「食尚玩家」などの有名な番組内で「商品を持ち込む(売り込む):帶貨」、または番組内で登場した商品を視聴者が購入できるグループの設立などもありました。番組の商品売り込み能力は非常に高く、緯來日本台の番組コンテンツや宣伝を活用し、ECサイト「日本好物調查局」の話題性をあげることができるため、双方提携することで良いスタートが切れる。

引用元

緯來電視網注資citiesocial B輪募資,「日本好物調查局」日系選品平台年底登場

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