
進化する配信プラットフォーム17LIVE
ライブストリーミングプラットフォーム17LIVEグループは2月27日、2024年度の財務諸表を開示しました。同資料によると、同社の売上高は約1.9億米ドル、総利益は8,250万米ドルで、2023年度の売上高である約2.7億ドルと比べると大きく減少しています。
売上高の減少は世界情勢の不安定さ、新型コロナ流行時に増加した需要の消失、市場競争の激化が原因だと17LIVEは説明しています。売上高は減少していますが、利益は900万ドルに達し、利益率は増加しています。
17liveは2024年、3つの中核事業に力を入れる「前進策略(Forward Strategy)」を発表しました。
「前進策略」の内容
- Vライバーを増やす
- VライバーのIP事業を発展させる
- AI技術でプラットフォームを強化する
3項目のうち、2つがVライバーを対象とします。
Vライバー数の増加とIP事業の発展
17LIVEのVライブ配信事業に関する売上は、2023年度の500万ドルから2024年度の1100万ドルへと大きく成長しています。これは、Vライブ配信の人気が高まっていることを意味しており、17LIVEの新事業を後押しする流れでもあります。
17LIVEは、Vライバー数増加に向け、2024年12月にVライバー向けキャラクター作成ツール「V-Create」をリリースしました。同ツールを利用することで、ユーザーは自分のキャラクターを無料かつ簡単に作成でき、スマホひとつでライブ配信を始められます。

17LIVEはIP事業にも力を入れており、2024年末、日本のVライバープロダクション企業N Craftとエンターテインメント業界のスタートアップ企業mikaiを買収しました。
N CraftはIP向けVライバーの開発と管理を専門とする企業で、17LIVEのプラットフォームにIPを持つ140名のVライバーをもたらしています。一方、mikaiは音楽やアイドル活動に特化したVライバー事務所「Re:ACT」を持っており、17LIVEに多様なVライバー体験とIPコンテンツの影響を与えることになります。

17LIVEグループの執行取締役兼CEOの姜泓匯氏は、「2024年度の財務諸表ではグループの収益性、運用効率、革新性が証明されており、Vライバー関連事業の数字はプラットフォームの潜在能力を表している。17LIVEの成長は確実であり、特にmikaiの買収は、IP事業のさらなる発展に繋がるだろう」と話します。
AI技術でプラットフォーム強化
17LIVEの「前進戦略」3つ目の項目は、プラットフォーム機能の強化です。
17LIVEは、ライバーと視聴者との繋がりを深める新機能を開発しています。配信者の助手として働くAI Co-host機能は、視聴者への挨拶やイベント内容の紹介、プレゼントの購入を勧めるなどが可能で、視聴者との親密度を強化するために役立ちます。
2024年度の下半期の売上高は、上半期よりも減少幅が9.5%小さくなり、8,970万ドルでした。(2024年度上半期の売上高の減少幅は20.9%、下半期は11.4%)AI技術、VライバーとIP化によって利益を維持し、売上高を軌道に戻すことが17LIVEの今年の目標になります。
引用元:https://www.bnext.com.tw/article/82453/17live-2024-financial-statements