Appierの第3四半期の売上高過去最高を更新、業績予想も上方修正!企業保有データがトレンドに

前書き

Appierは本日(2021年11月11日)、2021年9月30日の第3四半期の収益実績を発表した。第2四半期の好調な業績に続き、今季はいくつかの指標で新記録を達成した。

Appier CEO 游直翰。

第3四半期の売上高が前年の50%増加し、創立以来最高の32億円となり、「第3四半期の売上成長評価は非常に高く、去年の第3四半期と比較しても高水準となっています。前年同期比50%の成長率は簡単ではありません。」AppierのCEO游直翰氏は、「主な成長要因は、顧客がAppierの製品を使えば使うほど、より多くのデータが増え、正確な予測が可能になります。それにより顧客は使い続けるという好循環な成長サイクルを作り出せていることにあります。」と話す。

営業収入、NRR、顧客解約率、顧客数はどれも創立史上最高

その他、創立史上最高記録としては、NRR(Net Revenue Retention:売上継続率)を含めて126.2%向上しており、予想を非常に上回って達成している。

NRRとは売上継続率を示し、同グループの顧客が前年と今年での支払いの変化を把握するためのもの。顧客がより多くの商品を購入したり、解約率がより低くなったりすることで、NRRの数字を高めることができる。

顧客解約率で言うと、過去最低の0.76%までに低下;同時に第3四半期の顧客数は73名増加し、総顧客数は1,016名となり、創業以来、過去最高の増加率を記録。EBITDAのマージン(利息、税、減価償却および償却引前利益)がプラスに転じ、Appier史上初の四半期黒字を達成した。

Appierの世界収益売上に東北アジア顧客が最も貢献している(64%)地域で、次が中華圏(26%)、東南アジア(7%)とその他市場(3%、メインはアメリカ)。游直翰氏は、中国顧客の成長は大きいが、Appierは中国国内市場をターゲットにしているわけではなく、海外進出を行う中国企業のAIとデータのニーズに応えていると話した。

各方面で好成績なことから、Appierは再び財務予測を117億円から123億円へ上方修正した。また、Appierの従業員数は540名以上となり、今後も拡大を続けていく。

ファーストパーティーデータの重要性が高まり、サードパーティーのデータベースよりもAIに頼るようになっていく。

游直翰氏は、今後のトレンド動向について「ファーストパーティーデータソリューション(Appierの製品AIXON)はどんどん重要になってくる」と分析している。

簡単に言うと、過去企業がこれまで、サードパーティーのデータ処理に依存していたが、プライバシー保護の高まりに伴い、ファーストパーティーデータ、つまり企業独自の保有する数字の重要性が高まり続けている。AppierはこれまでAIによる関連予測に注力しており、「比較ではなく予測すること。サードパーティーデータに頼らない顧客プロファイリングは、今後重要な技術になってくる。」と述べている。

例えば、一人の消費者が「MLB記念品」「セントルイス」「試合結果」などの野球関連コンテンツを検索しているとする。AIは瞬時に消費者が野球ファンであることを予測し、チケットやアメリカ旅行またはフィットネス商品などを提案する。

游直翰氏は、また別の簡単な例を出して説明する。:「知識人がたくさんいた場合、その中の一人が自分の大体のことを理解してくれていたら、他の人に聞くことはしなくなるでしょう。」また、游直翰氏は、企業が持つデータの力は軽視されて来たが「今後、未来のデジタル発展の根本となる」と考えている。

引用元

Appier第三季營收再創新高、上修財務預測!企業自有數據成趨勢

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