鮮乳坊が4段階でファミマカフェの巨大なビジネスチャンスに攻め入る!年間売上高6億元の今後はどうなる?

鮮乳坊とファミリーマートが提携してすでに6年。提携商品はどんどん深まっている。今後の鮮乳坊の事業拡大の方向性はどうなる?

前置き

近年、クラウドファンディングから起業した鮮乳坊とファミリーマートは新展開の提携を進めている。鮮乳坊の提携農場である桂芳牧場と「アダプトファーム」の形で、更なる提携を始めた。台湾内の全367店舗で、追加料金を払うことにより鮮乳坊の桂芳の牛乳にアップグレードしたLet’s Caféの淹れたてコーヒー、紅茶製品を購入できる。

ファミリーマートはこれにより、台湾の地元農家を企業提携の形で支援できると同時に、消費者ニーズを満たし、社会的革新を支援し、企業の社会的責任も果たすことができる。

鮮乳坊は、2016年からファミリーマートとの提携を深めており、ファミリーマートの全台湾3600店舗以上の支店を通し、より多くの消費者にブランド認知を広げ、鮮乳坊の各チャネルと商品における売上の押し上げることにつながっている。

ファミリーマート全367店舗のLet’s Cafeは鮮乳坊の桂芳牧場牛乳をアップグレード版として。

第4段階の提携、鮮乳坊「大衆マーケットに進出する」

鮮乳坊とファミリーマートの提携は2016年にさかのぼる。当時、鮮乳坊の傘下の商品ブランド嘉明牛乳はファミリーマートに陳列を開始。鮮乳坊創業者の龔建嘉は、第一段階として「ファミリーマートとこのような大型チャネルによる提携は、私たち小規模企業にとって、とても大きな配送上、品質上のフロー調整をさせました。」と話し、大型チャネルでの取引ノウハウを理解し始めたところだと話す。

第二段階として、ビスケット、マントウ、アイスクリームなどの生鮮食品を共同開発し、FamilyMart Collection「FMC 鮮乳坊の手作りミルクエッグロールギフト」を販売。第三段階として、さらに深いマーケティングを行い、新商品で商品コラボを行い、1ヶ月以内に10種類以上の商品を販売した。

今回の第4段階の提携により、淹れたてのコーヒーの原材料による提携をはじめ「供給の安定性や現場の工程など、他の提携よりも複雑で、大分類面でも提携を広げている。」と龔建嘉は話す。

この4段階を経て、鮮乳坊にとって業務量はどんどん増えていっただけでなく、ファミリーマート各部門、事業部の連携も深くなっていった。

台湾の独立系牧場では、生産量不足問題がよく言われており、安定的に大型販路の取引が比較的難しいとされているが、龔建嘉は「しかし、桂芳の乳量は毎日4〜5トンと非常に豊富で、我々はファミリーマートの要求に応えることができる。」と示している。

鮮乳坊にとって「(ファミリーマートの)店舗は密集しているため、新鮮な牛乳が生活の一部となった、ほとんどの消費者は家の近くの店で優先的に購入し、また、ファミリーマートとの提携によりインターネットを通じて、大衆市場へアクセスさせた。」

龔建嘉はファミリーマートとの提携により、より多くの人々に鮮乳坊ブランドを認知させられるという。

小売及び企業用乳製品市場を牽引し、2021年鮮乳坊の売上は6億に

過去1年の成績を振り返ると、鮮乳坊の売上高は6億元を突破する見込みとなっている。今後「鮮乳坊」傘下の乳製品販売量は伸び続けていくだろうと龔建嘉は示す。

鮮乳坊傘下商品のラインナップは、末端消費者市場のtoC商品、及び、各企業提携のtoB商品に分かれている。例えば、ドリンクスタンド、コーヒーショップ、今回のファミリーマートとの提携など、全てtoBの小売となり、この2つの事業が売上全体の各半分を占めている。

龔建嘉によると、冬は牛乳生産量が多く、業務用乳製品は冬にホットラテ、ホットココアのようなホット飲料の需要が牽引するため、toBの売上は、鮮乳坊の冬場の安定販売を確保でき、供給過剰になることもない。同時に、企業提携は大きな売上源の一部を確保することもできる。そこで、今後の事業発展の方向性を語るとき「鮮乳坊はtoCのブランドとして、さらに消費者ブランドとしての販売を押し上げていく。」と龔建嘉は強調する。2分野の事業発展を同様に重視している。

toCチャネルについては、牛乳の消費者の購入習慣まだ実店舗中心なので、鮮乳坊は今後、独自のEコマースシステムを整え、ネットとオフラインを統合した体験を提供したいと考えている。toB事業で言うと、現在はコーヒーショップ、ドリンク店の顧客中心で、今後はさらに多種の飲食業者と提携し、更に異なるビジネスモデルに展開したいと考えている。

引用元

鮮乳坊4階段進攻全家咖啡龐大商機!全年營收6億元,未來還可以怎麼走?

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